地下アイドルオタク2年生になった話
こんにちは。はらしです。
毎年恒例にするつもりはないのだが、良い機会なので今年の出来事も振り返っておこうと思う。
激動の昨年に勝るネタなんて……あるんだな、それが。
1年生の頃の話はこちら↓
2021年、俺は地下アイドルのオタクになった。
毎月10-15現場へ行き、現場回しする日だってある。自分から見ても傍から見ても立派な地下アイドルのオタクだ。やべえ時は7日間連続で現場行くこともあった。
はらし on Twitter: "1週間地下生活 1日目 OSS おすし現場で流す汗が世界で1番気持ちいい https://t.co/0AXzTKrhfO" / Twitter
しかしながら、他のオタクと俺では圧倒的に違う部分がある。
ひとつは、特典会への熱量だ。
アイドルのライブには必ず接触イベント、いわゆる特典会がセットになっているのだが、俺にはアイドルとお話したい、チェキを撮りたいという接触欲が乏しかった。
勿論、金銭的理由や、前記事で言ったような地下オタクを見下している気持ちも多少はある。しかしそれ以前の問題で、俺がこの業界に魅力を感じている点は低料金で楽しくなれるコストパフォーマンスの高さである。ライブ1000円で100の快楽だとして、ライブ&特典会3000円で300の快楽には絶対になり得ないのだ。時折声優界隈のライブにも行き満足感に溢れていた自分には、特典会でコスパの悪い快楽を得る必要性を感じなかった。
とは言え、ドルオタってぽいことをしたい気持ちもあるめんどくさいオタクことはらし。On the treat Super Seasonの小熊みらいさんだけは毎回1枚だけチェキ撮影&トークをしに行っている。いつもニヤニヤしててノリノリでお話してくれる彼女にはとても元気を貰える。ほっぺがもちもちで良い。チェキは思い出作りと自分がこの界隈にいる存在証明になるところが魅力だと思う。
魅力的な部分もあることは理解しつつも、ライブのみで十分満足していた俺は他のアイドルの特典会へ行くことはなかった。ほとんど。
ちなみに、ライブ後特典会へ行かずすぐ帰る卍異端オタク君卍は100人中数人いるかどうかレベル。
逸れてきたので次。
2つ目は、最推しグループがないこと。
腰を据えたグループを軸に、フェスや対バン等で興味が出たグループをかじっていくオタクが多い。これに比べ自分は、数多くのライブに行って好きなグループは沢山あるものの、どれが飛び抜けたナンバーワングループなのかは漠然としている。強いて言うならこのグループになるのかな…?いや、遠征するわけでもチェキを撮るわけでもダントツに好きな子がいるわけでもない。最推しを自称するに値するほど熱心なグループがないのだ。
これは真剣にオタクする上ではあまりよろしくない。
アイドルに限ったことでは無いのだが、オタクは自分の中での1番(推し)を決めがち。推しを作ることでオタクとしての存在価値を確立し、モチベーションを無意識に保とうとしているのだ。
しかし、浅瀬でちゃぷちゃぷしている自覚のある俺には胸を張って好きと言えるような人やグループはなく、作る必要性も感じていなかった。
そもそもガチるほど真剣になれるグループには出会えていなかった。
この辺りが俺と他のオタクとの違いだと感じていた。
やはり地下アイドルという存在は自分の趣味や生活の中で+αの存在に過ぎず、現在のキモオタク人生に満足している俺にとっては心の底から本気になれるものでは無かった。だが、別に悪い気はしていない。これが自分と地下アイドル界隈の付き合い方であり、このちょうど良い距離感が心地よいとすら思っていた。本気になると人として終わるし…
…と、ここまでが今年中盤までのはらし。
まあ何が言いたかったかというと、
地下アイドルのオタクをやってるように見えて実はたいしてやってなかった。
そんな俺に革命を起こすグループが現れるとは…
ここからは2022年の振り返り。
印象的だった出来事やAppare!にハマった話まで色々と。
1月
新年早々衝撃的なライブがあった。
1月3日のNEO JAPONISM単独公演。この日は「実験的なイベント」ということで、声出しやリフト、モッシュ等の行為がokの日だった。"心の広い人向け"ライブにも通い慣れてきた俺にとって特別なレギュレーションでは無かったのだが、驚いたのはその熱量と人口密度。
狭い箱にも関わらず、ひとつのパートに対して6機も7機もリフトが上がる。オタクを持ち上げ終えた途端次々に叩かれる肩(リフトしてよね〜の合図)。オタクの汗まみれの服や頭を触ろうが顔で突っ込もうが不快感なんて感じる暇もない。油断したら殺られる…!これは生きるか死ぬか戦いなのだ。そんなオタクの物理的な圧に負けじと上げて上げられ、揉みくちゃになりながらも最前線で戦に挑んでいた。満員電車で人が一斉に好きな動きすると疑似体験出来そう。
その中でも1番の収穫だったのがモッシュ。the Forceという曲が流れた瞬間、フロアが分断した。
(過去のライブ映像より)
え、何?なんか始まるの?強いオタクがここ通ったりするの?なんて呑気なことを考えると、それは突然始まった。
オタク同士互いに指を立てたりなどの挑発を繰り返す中、滝沢ひなのさんのシャウトに合わせ、軍隊同士がぶつかる。押して押され、衝突の嵐。これがモッシュと呼ばれるやつらしい。当然ながら身体は痛いし疲労も半端ない。だがそんなことはどうでもいいくらいに楽しく、周りのオタクもみんな笑顔だった。そう、彼らは別に敵同士なのではなく、共にライブで気持ちよくなるための仲間。尻もちをついたオタクがいれば複数人で手を貸し、私物がなくなったオタクがいればメンバー含めみんなで探す。楽しくて気持ちいいライブを作り上げるための最高の仲間なのだ。
ライブの一体感を肌で感じ、改めてライブっていいなあ…と心から思った。
その結果、
しんだ
頭の上にある地面の湿りはマスク絞ったら出てきた汗。
新年の渋谷の路上はひんやりとしていて、とても気持ちよかった。
3月①
アンスリューム主催対バン、「アンderGround」。
名前からして治安の悪そうなライブで実際その通り。今は亡き渋谷VISIONにて不定期で行われていた(過去形)もので、心の広い人向けのイベント。この日はよくお呼ばれするOn the treat Super Seasonちゃんを始め、お馴染みの仲良しグループが招集されていた。ちなみにレギュは壊さない怪我しない喧嘩しないくらいであとは全部ok。
このイベントは人が多くて楽しいのでほぼ毎回通っているのだが、この日はどこか会場の様子が違う。なんと、最前に金属製の柵が設置されていた。いつもはベルトパーテーションなのに。
まあそんな日もあるだろうとシャンディガフを片手にルンルンで開演を待っていると、「SECURITY」と書かれたTシャツを着たデカいお兄さんが2人、柵の後ろ(柵とステージの間)に立ち始めた。まあそんな日もあるだろうと再び流しつつ、いざライブが始まると、そこには初めて見る面白い光景が広がっていた。
フロアのボルテージも速攻で上がり、早速サーフするオタクが出始めた。するとフロアのオタクらはステージ側に向かってサーフオタクを流し、最終的にはデカいお兄さんがサーフオタクを受け止めて着地させ、再び野に放っていたのだ。
デカいお兄さんらはサーフ受け止め係らしい。そんなんサーフしろと言ってるようなもんじゃねーか!!!!!!とさらに気分が高揚してきたところで、見様見真似で俺もやって見た。
怖すぎて草ァ!
揺れる身体に不安定な足元。俺は今一体どこに居るんだ??????誰かのどこかを蹴っ飛ばしたかもわからん。経験値が足りない俺にはまだ早かったのかもしれない。あとスマホ落としそうで怖い。でも、デカいお兄さんにお姫様抱っこされる気分は悪くなかった。
そういえば今日は土曜日だ。いつにも増して人が多い。リフトを上げ最前に突撃するも、後ろからのオタクの圧がいつもよりエグい。胸元まである柵とオタクに挟まれ、肺の痛みで呼吸が苦しくなるほどであった。そんな中では自分がリフト上がるのもスカることがあり、経験値の低さを痛感した。それどころか、推しへの指差しすらままならない。何度も書くがオタクの圧がすごいので、ベストポジションでの推しへの指差しも厳しく、俺の人差し指の先にはこぐm…ではなくデカいお兄さん…………なんて事もあった。俺はデカいお兄さん推しじゃねえ。小熊みらいさんにアピールしたいだけなんだが。
ライブっていいなあ…
身体の痛みや全身の汗は戦士の証。フロアを盛り上げようとした証であり、自分が全力で楽しんだ証だ。充実感半端ねえ!⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎
最近知ったのだが、デカいお兄さんはダイバーキャッチと呼ぶらしい。また会おうな。
3月②
IDORISE!! FESTIVALというライブイベントがあった。各日100組程度が出演するという大規模なもので、先程も名前を出しているNEO JAPONISMやOn the treat Super Seasonなど、興味のあるグループが多数出演するまさに爆アドライブ。あらかじめ回りたいグループや曲をチェックし、入念な準備の元ライブに臨んだ。
こういったライブは知らないグループや曲を発掘できるのが非常に良い。発掘もライブへ行く目当てのひとつとしてる俺は、今回も多数のものを掘り当てた。その中でも1番気になったのが…
Appare!というグループ。
予習として曲は聴いていて、数曲は好きなのがあったものの、そこまで期待していたグループではなかった。では何故気になったのか。それは
横移動楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アイドル界には、アイドルが横に動く動きに合わせてオタクも横に動くという、いわゆる横移動の文化がある。右隣にいたオタクが突然これをやり始め、現場適応力値MAXの俺も同じように横に動いた。
これがとにかく楽しかった。横移動自体が初めてだったわけではないのだが、初見の曲に合わせて知らんオタクと横移動する行為に対して充実感のようなものがあった。後に調べたところ、原宿サニーデイという曲であることがわかった。
ちなみに視界に入るオタクは誰も横移動してなかった。
人類はみな体を動かす行為が好きなのではないだろうか?コロナ禍によって落ち着いていた(?)廃れてきた(?)この横移動文化を俺は救いたい。今後は俺も隣りのオタクを横移動させる側に回りたいし、なんなら隣りのオタクをぶっ飛ばしてでも横移動したい。
この日から俺は横移動のオタクになった。
4月
Appare!の単独ライブ「VS野音 其ノ壱」があった。フェスや対バンで興味が出たグループの単独ライブへ足を運ぶことは俺にとって珍しいことでは無く、ざっと数えても今まで10グループはある。1回行ってそれっきりのこともあれば数回、数ヶ月通ってみるグループなどそれぞれ。
単独へ行くのは意外と重要で、フェスで楽しかったからと言って単独ライブが楽しいとは限らないのだ。そこを見極めライブの取捨選択することがスムーズな推し活に繋がったりする。少し具体的に言うと、現場被りが日常であるドルオタ界隈でよりコスパ良いのいい快楽を得るには、各グループに優先順位をつけておく必要がある。その判断材料として、極力単独ライブへ行っておくべき。
何故単独が楽しいとは限らないのか。それは、フェスのような自グループ以外のファンに見てもらうライブでは「ウケのいい曲」を多く披露するからである。これは悪いことでは無く、他のグループのファンにもより楽しくなってもらうためのごく普通のことだ。
それで、単独に行ったグループを俺は以下の3つに分けている。
- フェス、対バンで見たいグループ
- ↑に加えて単独でも見たいグループ
- おうちで曲だけ聴いてれば満足のグループ
さて、Appare!はどこになるのか?どれくらい続くのか?
アップテンポな曲やキャッチーな曲など楽曲の幅が非常に広くありつつも、それぞれ特徴的なメロディーをしっかりと自グループのものとして落とし込めているのが好印象だった。知ってる曲は勿論、知らない曲も十分に楽しむことが出来た。
その中でも特に気になったのが、Wai Wai ダンスフィーバーという曲。この日が初披露で、全員からの期待の視線の中歌われた。
なんだこれは
ダンスがダサすぎる
振りコピが楽しいとか曲が楽しいとかそんな感想はどうでもいい。サビの振り付けがダサすぎる。ダサすぎワロタ。手を頭上に上げながら両足を交互に90°上げる振り付けが本当にダサい。アイドルは横に足上げんだろ。うわあ………あれ、このダンスいいかもしれない。
そもそも俺はアイドルに"アイドル"を求めていない。アイドルのアイドルっぽくない部分に惚れて地下に埋まってしまった俺にとっては問題となる要素でなく、むしろ加点だ。
俺はAppare!のダンスから目が離せなくなってしまった。振りコピも気持ちよくできる曲が多くて好きだ。もう少し振りコピの精度を上げてまたライブに行こう。そう思えるくらいに楽しかった。
でもまさか翌月にこの上を往く振り付け最ダサ曲が来るとはなあ…
7月①
はらし、初めての深夜ライブへ。
良い子は寝る時間なんだが?
この日はなんと深夜のイベント。深夜って響きだけで楽しくなれそうだなあとワクワクしながら渋谷へ。この時間なのに人いすぎだろ。警備も厳しく、入場時には入念な手荷物チェックがあった。屈強な黒人にカバンの底まで手を入れられお水を取られた。怖すぎ。
深夜なだけあってオタクのテンションがおかしい。みんな泥酔してるしお盆にショットグラスを並べて配り歩いてるオタクもいる。何よりオタクの声がデカすぎる。いつも通りライブのレギュもないので、みんな好きに高まっている。
MIX打ったり振りコピしたり推しジャンしたり最前突っ込んだりなどいつもの光景ではあったが、深夜というだけでいつも以上に楽しい。加えて周りの楽しそうにしてるオタクを見るとさらに楽しくなる。
RUNというフロアをぐるぐる走り回る曲があるのだが、いつもより参加してるオタクが多くて走りがいがあった。深夜には不思議な魔力がある。
他には、よく分からんDJがメンバーの前世の曲を流したり、有名なアイドル曲を流したりする時間もあった。普段のライブじゃやりにくいこと組み込んでくるのは深夜ならでは。DJにリフトするの面白かったね。
また行きたいな。
7月②
はらし、初めての大型野外夏フェスへ。
「超NATSUZOME2022」というデカいイベントがあった。各日100組弱のグループが出るフェスで、クソデカ公園の4箇所にステージがあり好きな位置で好きなグループが見られるという自由度の高いライブだった。
広いスペースで好きな時に高まり休みたい時はその場で寝ながら見てれば良い。快適すぎワロタ。そんな神ライブの中でも1番魅力的な部分は…
全力で振りコピができる
これに尽きる。
この辺りからまあまあAppare!のハマり始めていた俺は、あのクソダサダンスを全力で踊ってやろうと意気込んでいた。と言うのも、Appare!を知るにつれて振りコピのオタクに目覚めてしまったのである。
振りコピはアイドルライブにおいてメジャーな楽しみ方であって、今までもそうして楽しんできた。だが、Appare!の曲の振り付けはマジのマジでダサいものが多く、そんなクソダサ振り付けを"全力で"踊ることに快感を覚えるようになってしまったのだ。
この快感のためには狭いライブハウスでは物足りないこともあり、広々とした場所で伸び伸びと振りコピ出来ることを心待ちにしていた。
いやあ、楽しい…
手を伸ばしても足を上げても誰にも迷惑がかからない。灼熱の太陽が輝く中、俺は全てを解放するかのようにAppare!でくねくね踊った。そして出番が終わると荒い呼吸のままその場で寝転がる。ああ最高。
スペースがあるということは横移動もできる。FES☆TIVEの某極楽や某カンフーで死ぬほど横移動した。
色々なグループに手を出しておいたおかげで、好きなグループ、好きな曲を沢山見れる。それに加え、今回は好きに手足を伸ばして踊れるのだ。これ以上に満足する日は今後ないだろう。どこを切り取っても楽しかった思い出しかない最高の1日だった。
は?
初めて複数枚チェキを撮ってしまった。
もしかして特典会って楽しいのでは…?段々と地下アイドルに求めるものが変化してきている気がする。俺は今まで何故特典会を渋っていたのかわからない。いつも楽しい時間を届けてくれる彼女らに最大限尽くすのは普通のことでは無いだろうか?
7月③
はらし、初めての地下遠征へ。
ありがたいことに、この頃には一緒に行動するお友達ができていた。
1人はでけえオタク。3年以上付き合いのあるオタクで、俺の地下ライブデビューにも付き合ってくれた。その後何回も地下に連れ回すも中々ハマってくれなかったのだが、気づいたらAppare!のオタクになってた。
もう1人は遅刻が定刻のオタク。1月にあった「こはぷれフェス」というアイドルによるカラオケイベントに数合わせで呼んだことがきっかけで色々連れ回していたところ、気づいたらAppare!のオタクになってた。
お仲間が2人出来たところで、なんかノリで名古屋まで来てしまった。あ、Appare!のライブです。
45分のライブのためだけに遠征する意味あるのか?そんなことは分からない。Appare!にハマってから色々と盲目になりつつある。
ライブタイトルは「スーパーサマースプラッシュ」。
タイトルの通り水を使ったライブで、濡れるの覚悟しててね〜の注意書きもあった。まあ濡れると言っても高が知れている。水鉄砲でちゃちゃっと掛けられるくらいだろう。この天気ならすぐ乾いていいね。
入場前にはよく分からん風呂桶を買わされた。
ライブが始まるとあらびっくり。無数の水風船が飛んできた。キャッチしようとすると水が弾けて濡れるし、身体や地面に当たっても水が弾けて濡れる。逃げ道がねえ!!!水を浴びるほどレスを貰えてる気持ちになった。もっと寄越せ。
なんかいっぱい泡も出てきた。
終盤になるとメンバーがステージから降りてフロアの横や後ろまでやって来た。バケツを持って。
なんと面白いことに、2m先にいるアイドルがバケツに水を汲んでオタクに浴びせているではないか。こんな爆レスチャンスはねえと思い、全力で水を掛けられに行った。目には水が入って開けられず、口にはマスクを通り越して水が入ってる。当然、マスクは水浸しで呼吸ができない。そんなのはお構い無しに次々と無数の水が飛んでくる。キャー嬉し〜!!ライブで軽い命の危機を感じることに興奮してる自分がいる。あまりにもこの時間が楽しくて笑いが止まらなかった。
今年1番楽しかった…………
ライブ自体も楽しかったし、遠征や水を浴びるという非日常も合わさって満足度の高い1日だった。
そう言えば、やっと推しが決まった。(クソ重要報告)
お名前は永堀ゆめちゃん。
ミントグリーン担当で、丸顔ピンクヘアーが特徴の小柄な女の子だ。
気が抜けている時は自分の話したことを3秒後には忘れていたり、独特な話し方や言葉選びをしたりする彼女の世界観に魅了されてしまった。ちょっと抜けている子ではあるが、ライブ中は楽曲に合わせてコロコロ表情を変え、特にカッコイイ曲でのキリッとした表情なんかは普段からは想像がつかず、ギャップに殺られてしまうだろう。
外見だと、もちもちのほっぺ、人差し指の形、笑った時の左右非対称の口の形、太いアイライン、細くない太ももあたりが主に好き。本人に言うと引かれそうなので止めましょう☝️
MC中多動なのも可愛い。俺と30cmくらい身長差があるので見上げてくるのも可愛いね。
推しになりましたと伝えられたのは8月。ここまで長いようで短かった。
今年は150前後のライブに行ったらしい。
その中でも特に印象に残ったかつオタクとしての経験値が上がったライブはこの辺だと思う。
他にも初めてTIF(日本最大のアイドルフェス)に行ったり、Appare!の声出しOKライブに行ったり、特典会でアイドルに土下座しながら背中踏んでもらったり、入場特典で紙皿を押し付けられたりなどネタはあるのだが、内容量とインパクトに欠けるのでボツ。後はビーチサンダル限定ライブに行ったり仮装してライブ行ったりもあったなあ。声優ライブも全部楽しかった。
スカスカの内容で良ければこの辺↑の話を全部書いてもいいのだが、筆が遅い俺は疲れ果ててしまった。すまん。
さいごに
ハッキリとした推しグループが生まれ、特典会へちゃんと行くようになったのが今年の成長だ。知り合いも徐々に増えて昨年よりも楽しいドルオタライフを送っているのは間違いない。
数日待てば関東で見られると言うのに、わざわざ遠征までするようになってしまったのは本当に想定外だった。客観的に見ても俺はAppare!に夢中なのかもしれない。
そんな素敵なグループを自分なりに語って記事を締め括ろうと思う。
Appare!の魅力は他でもない、 ライブが楽しいところである。グループの魅力を構成する要素にはメンバーのやる気、顔面の良さ、運営の営業力、曲の魅力、現場の雰囲気(≒オタクのノリ)、特典会での対応などが存在し、これらのバランス感覚によってライブに行きたいかどうかが決まる。面白いことにこれらの要素は独立して存在せず、ひとつの評価が他の要素の評価に影響を及ぼし合ってしまう。例えば、俺は当初Appare!のメンバーに対して可愛いと思っていなかった。しかし、様々なライブで多くの楽しい体験をしたり特典会で楽しくお喋りしたりなど、グループに深く触れて行った結果、今では顔面最強グループちゃんだと感じている。超絶極端な話、顔は良いが興味のないグループより顔は良くないが興味のあるグループの方が顔が良いのだ。そんな顔面最強グループちゃんが俺の大好きな振り付けクソダサ楽曲を踊ったらライブの評価はどうなる?
クソ楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
言うまでもなく。
コロナ禍でドルオタになったにしては治安悪めの現場で育ってきた俺が今更推しジャンと振りコピだけで気持ちよくなれるのか?という懸念はあったのだが、何も問題なく楽しめている。何度も言うがAppare!はとにかく振りコピが楽しい。手を伸ばして足を上げて全身を使って踊れる曲が沢山あるので心地の良い疲労感を生む。クソダサ振り付けは視覚的にも楽しい。
単独公演での雰囲気も好きだしフェスなどのデカいライブでピンチケ軍団と戯れるのも好き。
そしてメンバーがやる気に満ち溢れているのが何よりも好き。
そんな沢山の「好き」を届けてくれるAppare!を来年も自分のペースで愛していこうと思っている。
この沼からはしばらく抜けられそうにない。そもそもオタクやるためだけに北海道から南下してきたので抜ける必要も無いがね。声優オタクやるはずが地下アイドルオタクになってしまったのは本当に予想外であったが、俺が楽しいと思えているのでまあ良いだろう。
来年はもっとフェスに行って騒いで遊びたいなあ。あと年越しライブなんかも行けるといいな。
ではまた、現場で。